先日、自宅で微笑ましい場面に出会いました。
兄が弟に、真剣な表情でサングラスをかけてあげようとしていたのです。
「ここかな?」「もうちょっと上かな?」と、なんとも丁寧にフィッティング。弟もじっと座ってされるがまま。まるで小さなメガネ屋さんのような光景でした。

その姿を見て、思わず笑ってしまいました。
なぜなら私には、それが入れ歯やマウスピースの着脱練習に見えてしまったからです。
完全に職業病ですね。
歯科の仕事をしていると、日常の何気ない動作でも、ついお口のことに置き換えて見てしまうことがあります。今回はそんな微笑ましい出来事から、入れ歯やマウスピースの「つけ外し」について大切なお話をしたいと思います。
入れ歯やマウスピースは「つけること」と「正しく扱うこと」が大切です
入れ歯やマウスピースは、作って終わりではありません。
毎日使うものだからこそ、正しい着脱方法やお手入れ方法がとても大切です。
例えば入れ歯の場合、
- 無理に片側だけ押し込む
- 噛んで付ける
- 強く引っ張る
- 鏡を見ずに着脱する
このような扱い方を続けると、
- 金具がゆがむ
- 割れる
- 合わなくなる
- 落として破損する
といったトラブルにつながることがあります。
また、マウスピース矯正やナイトガード(歯ぎしり予防装置)でも、
- 前歯だけで外す
- 強くねじる
- 熱湯で洗う
- ケースに入れず放置する
意外と多い「自己流で使っている」ケース
患者さんの中には、
「なんとなくこうしてます」
「最初に説明されたけど忘れてしまって…」
という方も少なくありません。
ですが、自己流で使い続けると、装置の寿命が短くなるだけでなく、お口の中に傷ができたり、歯や歯ぐきに負担がかかったりすることもあります。
せっかく作った装置です。
できるだけ快適に、長く使いたいですよね。
そのためには、定期的なチェックと使い方の見直しがおすすめです。
「入れにくい」「外しにくい」は我慢しないでください
入れ歯やマウスピースは、
- 最近きつくなった
- 外しにくくなった
- 痛いところがある
- ゆるくて外れやすい
- においが気になる
など、小さな変化が出ることがあります。
そのまま我慢して使ってしまうと、さらに状態が悪化することもあります。
特に入れ歯は、お口の形が年齢や体調で少しずつ変わるため、以前ぴったりだったものが合わなくなることも珍しくありません。
違和感があるときは、早めに香里園レジデンス歯科・矯正歯科へご相談ください。
お口の装置も定期点検を
サングラスにもサイズ合わせがあるように、入れ歯やマウスピースにも調整が必要です。
見た目ではわからなくても、使い心地やフィット感は少しずつ変化します。違和感がなくても、定期的に確認することでトラブル予防につながります。
香里園レジデンス歯科・矯正歯科では、入れ歯の調整・洗浄・修理相談、マウスピースのチェックや作り替え相談も行っています。
「これくらいで行っていいのかな?」という内容でも大丈夫です。お気軽にご相談ください。
兄が弟にサングラスを合わせる姿に、つい入れ歯の着脱指導を重ねて見てしまった私。
やっぱり職業病ですね。ですが、それだけ毎日たくさんのお口を見ているからこそ、お役に立てることもあります。
お口の装置で気になることがあれば、いつでもご相談ください。