ボトックス治療について
歯ぎしりなどの改善に役立つ
「噛む力」を調整する治療です
ボトックス治療とは、ボツリヌストキシン由来の成分を患部に注入することで筋肉がリラックスして、強すぎる噛む力を弱める方法です。歯ぎしり、食いしばりなどに効果があり、治療を通じて歯のダメージ軽減や顎関節症の改善などに繋がります。米国では歯科治療でも一般的に使用されますが、日本では主に美容外科での使用が多いとされています。
こんな場合はご相談ください
– TROUBLE –
- 歯ぎしりを指摘された
- 歯の割れ・欠けがある
- 食いしばりを改善したい
- 顎が痛む
- 顎関節症を治療したい
- ストレスを感じることが多い
ボトックス注射は薬機法の対象外です
◆未承認医薬品等であることの明示
当院で使用するボトックスは、国内承認を得ておらず薬機法の対象外となります。米国や韓国では承認を受けており、安全性や品質については問題ありません。
◆入手経路の明示
治療に用いる医薬品は当院の歯科医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。
◆諸外国における安全性等に係る
情報の明示
米国FDA(アメリカの厚労省)や韓国のMFDS(旧KFDA/韓国食品医薬品安全庁)から安全性や品質について承認を受けており、現在は世界約60ヶ国以上で使用されています。
ボトックス注射で得られる効果
補綴物の破損の防止・
歯牙の破損リスク防止
マウスピース矯正やインプラント治療をお考えのかたは、まず歯ぎしりや食いしばりを改善させることを推奨しています。咬合力を下げることで天然歯、インプラント、補綴物などを守ることに繋がります。
歯ぎしりの改善
ボトックス治療により顎周りの筋肉がリラックスするため、歯ぎしりの改善が見込まれます。歯ぎしりは歯にダメージを負うだけでなく、知覚過敏、歯周病、偏頭痛、肩こりなど全身の不具合にも関連するので、症状が重くなる前に治療することをおすすめします。なお、マウスピースを用いた治療との併用も効果的です。
お顔のエラ張りの解消
顔のエラ部分の張りは、対象部位の筋肉の過度な発達が原因となることもあります。この過度な発達には歯ぎしりや食いしばりによる筋肉の肥大も関わっており、ボトックス治療を行うことで根本原因の改善とエラの張り減少に効果があります。
顎関節症の緩和
従来までの顎関節症の治療方法として、マウスピースを用いて歯の負担を減らす方法が主流でした。対してボトックス治療では、患部の筋肉をリラックスさせる効果が期待できるため、噛む力の抑制を通じた顎関節症の改善も見込まれます。
よくあるご質問
体に悪影響はありませんか?
使用される薬剤は、製剤として精製された医薬品です。有効成分を抽出した薬剤なので、身体に悪影響はございません。
副作用はありますか?
注射した箇所に腫れや違和感が出る可能性はあります。いずれも一時的な症状のためご安心ください。なお、妊娠中や授乳中のかたは治療をお控えいただくようお願いしています。
治療に痛みはありますか?
注射時には、少々痛みが出ることがあります。当院では痛みを緩和させる工夫として、表面麻酔や低温薬剤の注入など導入しております。
治療の効果はどれくらい持続しますか?
一般的に3~4ヵ月間ほど効果が持続します。継続的に治療することで、徐々に噛む力を抑えることも期待できます。治療が進むにつれて注射する期間を広げ、噛む力が適正になれば治療は終了です。