マウスピースの必要性と歯ぎしりについて|香里園レジデンス歯科・矯正歯科|枚方・寝屋川の歯医者

トピックス TOPICS

マウスピースの必要性と歯ぎしりについて

歯ぎしりや食いしばりは、寝ている間や無意識のうちに起こることが多く、ご自身では気づかないことも多い症状です。しかし、このような習慣が続くと、歯や顎、周囲の筋肉にさまざまな悪影響を及ぼすことがあります。

歯ぎしりには大きく3つのタイプがあります。ギリギリと音が鳴る「グラインディング」、上下の歯を強く噛みしめる「クレンチング」、カチカチと歯を打ち鳴らす「タッピング」です。どのタイプも、長期間続くと歯がすり減ったり、欠けたりするだけでなく、詰め物や被せ物が壊れる原因になることもあります。また、顎の関節や筋肉に負担がかかり、「顎関節症」や「頭痛」「肩こり」など、口以外の不調にもつながることがあります。

このような問題を予防・軽減するために役立つのが、「マウスピース(ナイトガード)」です。マウスピースは主に就寝時に装着し、上下の歯の接触を防ぐことで歯へのダメージを軽減し、顎の負担をやわらげます。歯ぎしりそのものを完全に止めることはできませんが、マウスピースを使うことで力が分散され、歯や関節への悪影響を最小限に抑えることができます。

また、マウスピースを使用することで、「自分が歯ぎしりをしている」という自覚が持てるようになる方も多く、それがストレス軽減や生活習慣の改善につながる場合もあります。

マウスピースは市販のものもありますが、歯科医院で作るオーダーメイドのマウスピースは、患者さんの歯型に合わせてぴったり作られるため、より快適で効果的です。硬さや厚みも症状に応じて調整できますので、より安心してお使いいただけます。

歯ぎしりは放っておくと、歯や顎の健康を損なう可能性があります。「朝起きたときに顎が疲れている」「歯がすり減っていると言われた」「肩こりや頭痛が気になる」といった症状がある方は、歯ぎしりの可能性があります。一度、歯科医院でご相談いただくことをおすすめします。

マウスピースは見た目も透明で目立ちにくく、慣れると違和感もほとんどありません。大切な歯と健康を守るために、ぜひ一度ご検討ください。