仕上げ磨きはいつまで必要?子どもの虫歯を防ぐためにできること|香里園レジデンス歯科・矯正歯科|枚方・寝屋川の歯医者

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仕上げ磨きはいつまで必要?子どもの虫歯を防ぐためにできること

こんにちは。香里園レジデンス歯科・矯正歯科です。
お子さんの歯みがき、毎日の習慣になっていますか?
「仕上げ磨きっていつまでしてあげたらいいの?」「そろそろ自分で磨けるんじゃないかな」と感じている親御さんも多いと思います。今回は、仕上げ磨きの必要な期間と、虫歯を防ぐためにご家庭でできることをお話しします。

仕上げ磨きは「永久歯が生えそろうまで」が目安

仕上げ磨きは、小学校高学年ごろ(10~12歳)までを目安に行うのがおすすめです。
「えっ、そんなに長く?」と驚かれる方も多いのですが、実は子どもの手の動きや注意力では、しっかり磨けるようになるまで時間がかかります。

特に低学年までは、歯ブラシの持ち方や力加減が難しく、どうしても磨き残しが出やすいもの。
仕上げ磨きは、子どもの歯を守る“最終チェック”のような役割があります。
毎日、夜だけでも保護者の方が仕上げ磨きをしてあげると、虫歯のリスクをぐっと減らすことができます。
高学年になっていくにつれ、なかなか仕上げ磨きをさせてくれなくなるお子さんも多いかと思います。年齢を重ねるとある程度しっかり磨けるようになってくるので、毎日ではなくても週に一回程度仕上げ磨きとお口のチェックをすると、虫歯の早期発見をすることができます。

子どもの虫歯ができやすい理由

乳歯や生えたばかりの永久歯は、表面のエナメル質が薄く、酸に弱いという特徴があります。
また、歯と歯の間や奥歯の溝は食べかすがたまりやすく、虫歯菌が活発に活動しやすい環境です。

さらに、子どもは甘いお菓子やジュースを好む傾向があり、飲食の回数が多いと口の中が酸性の時間が長くなってしまいます。
その結果、歯の再石灰化(修復)よりも脱灰(溶ける)が進み、虫歯ができやすくなります。

虫歯を防ぐためにできる3つのポイント

① 仕上げ磨きを丁寧に
夜の仕上げ磨きでは、特に「奥歯のかみ合わせ」「歯と歯の間」「歯ぐきの境目」を意識して磨きましょう。
お子さんが嫌がる場合は、楽しい雰囲気をつくることも大切です。
好きな音楽を流したり、「歯みがきタイム」として一緒に鏡を見ながら行うのもおすすめです。

② フッ素を上手に活用
フッ素入りの歯みがき粉やフッ素洗口、定期的な歯科でのフッ素塗布は、歯を強くして虫歯の進行を防ぐ働きがあります。
毎日使うものであれば、子どもの年齢に合ったフッ素濃度を選びましょう。

③ 定期検診でプロのチェックを
歯科医院での定期的なチェックは、磨き残しの確認や歯のクリーニング、虫歯の早期発見につながります。
また、歯並びや噛み合わせの発達も見守ることができるため、成長に合わせたケアを提案できます。

「自分で磨けるようになる」練習も大切に

仕上げ磨きは大切ですが、同時に「自分で歯を磨く練習」も忘れずに。
小学校に入る頃からは、まずお子さん自身に磨かせて、そのあとで保護者が仕上げる“ダブル磨き”がおすすめです。
「自分の歯は自分で守る」という意識を育てることが、将来の歯の健康につながります。

まとめ

仕上げ磨きは、乳歯がすべて抜けて永久歯が生えそろう小学校高学年ごろまでが目安です。
時間がない日でも、寝る前の1回だけでも丁寧に行うことで、お子さんの歯の健康をしっかり守ることができます。

香里園レジデンス歯科・矯正歯科では、お子さんの年齢や歯の状態に合わせたブラッシング方法や、仕上げ磨きのコツもお伝えしています。
「仕上げ磨きが難しい」「嫌がってしまう」などのお悩みも、お気軽にご相談くださいね。