一日に何回ハミガキする?〜毎食後のハミガキの必要性と気を付けたいこと~|香里園レジデンス歯科・矯正歯科|枚方・寝屋川の歯医者

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一日に何回ハミガキする?〜毎食後のハミガキの必要性と気を付けたいこと~

毎日欠かせない「歯みがき」。
でも実際のところ、「一日に何回みがけばいいの?」「食後すぐにみがくのが本当に良いの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。今回は、ハミガキの回数とタイミング、そして気を付けたいポイントについてお話しします。


◆ 理想は「毎食後+寝る前」

基本的には、一日3回、朝昼の食後と寝る前のハミガキが理想的です。
食事をすると、お口の中の細菌は糖分をエサにして酸を出し、歯の表面(エナメル質)を溶かし始めます。この状態が長く続くと、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。

食後にハミガキをすることで、食べカスやプラーク(歯垢)を取り除き、虫歯菌が活動する時間を短くすることができます。特に寝る前のハミガキはとても大切。

寝ている間は唾液の量が減るため、細菌が繁殖しやすい環境になります。1日の汚れをしっかり落としてから眠るようにしましょう。
また、朝起きた時はお口の中の細菌が特に多い状態なので、朝起きてすぐ、朝食前に歯磨きを行うこともおすすめです。


◆ 食後すぐにみがいても大丈夫?

「食後すぐにみがくと歯が削れる」と聞いたことがある方もいるかもしれません。
これは、酸性の飲食物を摂った後に歯の表面が一時的にやわらかくなるため、その直後に強くこするとエナメル質を傷つける可能性があるということです。

ただし、日常的な食事(ごはんや味噌汁、野菜など)であれば、食後すぐにやさしくハミガキしても問題ありません。
もしオレンジジュースや炭酸飲料、酢の物など酸っぱいものを食べたあとであれば、水で口をゆすいでから15〜30分ほど時間をあけてみがくと安心です。
時間を空けている間に忘れてしまった、なんてことが起こる場合は、食べた物を気にせず忘れる前に磨いておきましょう。


◆ ハミガキのポイント

歯ブラシの持ち方
 力を入れすぎず、鉛筆を持つように軽く持ちましょう。

小刻みに動かす
 1本ずつの歯の表面を丁寧に。大きく動かすよりも、細かく動かした方が汚れが落ちやすいです。

磨き残しやすい場所を意識
 奥歯のかみ合わせ面、歯と歯ぐきの境目、前歯の裏側は特に要注意です。

歯間ブラシやフロスも活用
 歯ブラシだけでは6割程度の汚れしか落とせないといわれています。寝る前の歯磨きは必ずフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間の汚れも落としましょう。


◆ 朝のハミガキも忘れずに

朝は「食後」ではなく、「起きてすぐ」のハミガキもおすすめです。
寝ている間に増えた細菌を減らすことで、口臭予防にもつながります。
起きてすぐ水でゆすぐだけよりも、軽くハミガキをしてから朝食をとると、より清潔な状態を保てます。


◆ まとめ

・理想は「毎食後+寝る前」の一日3〜4回
・酸っぱいものを食べた直後は少し時間をおく
・寝る前のハミガキは特に大切
・フロスや歯間ブラシも併用して汚れをしっかり除去


毎日のちょっとした習慣で、虫歯や歯周病のリスクは大きく減らせます。
忙しい日でも、「食後に軽くみがく」「寝る前は特に丁寧にみがく」といった工夫を続けてみてください。
お口の健康を守ることは、体全体の健康につながります。気になることがあれば、ぜひお気軽に当院までご相談ください。