毎日使う歯ブラシ。せっかくなら自分のお口に合ったものを使いたいですよね。
でも、ドラッグストアに行くと歯ブラシの種類がたくさんありすぎて、どれを選んでいいのか迷ってしまう方も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、当院で取り扱っている ルシェロ（ruscello）歯ブラシ です。
ルシェロは歯科メーカーGC（ジーシー）が作っているブランドで、「その人のお口の状態に合わせて歯ブラシを選ぶ」という考え方でつくられています。一般的な歯ブラシより、目的やお口の状態に合わせた細かい種類があるのが特徴です。
１．ルシェロ歯ブラシの大きな特徴
① お口の状態に合わせて選べる
ルシェロは、むし歯予防向け、歯周病予防向け、歯ぐきが弱っている方向け、女性や子ども向けなど、種類が細かく分かれています。
例えば、「歯ぐきが腫れている」「奥歯が磨きにくい」「歯並びが重なっている」など、人によってお困りごとは違いますよね。
ルシェロはこうした違いに合わせて作られているので、より磨きやすく、より汚れを落としやすい歯ブラシを選びやすくなっています。
② 段差のある毛で汚れが落ちやすい
毛の長さが「短い毛」と「長い毛」で段差になっているのもポイント。
短い毛は歯の表面をしっかり磨き、長い毛は歯の間や歯ぐきのキワまで入り込んで汚れをかき出します。
「歯と歯の間にいつも汚れが残る…」という方も、自然と届きやすいつくりです。
③ 奥まで届きやすい細いヘッド
奥歯の裏側は、どうしても磨き残しが多くなる場所。
ルシェロはヘッド（ブラシ部分）がコンパクトで、ネック（持ち手とブラシのつなぎ目）の角度にも工夫があるため、奥歯にもスッと入りやすい設計になっています。
２．代表的なシリーズをご紹介（患者さんに多いタイプ）
種類はたくさんありますが、患者さんがよく使われるタイプを分かりやすくまとめます。
● ルシェロ B-20（むし歯予防タイプ）
歯ぐきが健康な方、むし歯予防を中心にしたい方向けのベーシックタイプです。
毛の硬さは「ふつう（M）」と「やわらかめ（S）」の2種類。
歯並びが重なっている場所にも毛が届きやすく、毎日の歯みがきに使いやすいモデルです。
● ルシェロ ピセラ（女性・中高生向け）
B-20を少し小さくしたサイズで、手が小さい方、女性、中高生に特に人気です。
ヘッドが小さいので、「奥歯が磨きにくい…」という方にもおすすめ。
● ルシェロ P-10（歯周病予防タイプ）
歯周病が気になる方や、歯ぐきが弱くなってきた方向けです。
細い毛先が歯ぐきのキワに入りやすいので、炎症のある部分の清掃に向いています。
ブラッシング指導でも使われることが多いモデルです。
３．歯ブラシを選ぶ時のポイント
① 毛の硬さは歯ぐきの状態で選ぶ
-
ふつう（M）：歯ぐきが健康な方
-
やわらかめ（S）：歯ぐきが腫れやすい、血が出やすい方
いまの状態に合わせて選ぶことで、痛みなく磨けて汚れも落ちやすくなります。
② ヘッドの大きさも大切
ヘッドが大きいと、一度に広範囲を磨けますが、奥歯や細かい部分に届きにくくなります。
「奥が届かない」「つい強くこすってしまう」方には、コンパクトヘッドがおすすめです。
③ 毛先が広がったら交換の合図
どんなに良い歯ブラシでも、毛先が広がると汚れは落ちません。
1〜1.5か月を目安に交換し、毛先が広がったらすぐ新しいものにしましょう。
４．最後に：自分に合った歯ブラシを使うことが大切です
歯ブラシは毎日使うものだからこそ、合うものと合わないもので大きな差が出ます。
ルシェロは種類が多く、それぞれに目的があるので、「どれを選べばいいの？」と迷われる方も多いですが、歯科医院ではお口の状態を見ながら最適な1本をご提案できます。
「磨いているのに汚れが残る気がする…」
「歯ぐきが痛い」「奥歯が磨きにくい」
そんなお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
あなたにぴったりの歯ブラシを一緒に選んで、お口の健康を守っていきましょう。