インプラントを長持ちさせるために大切な2つのケア|香里園レジデンス歯科・矯正歯科|枚方・寝屋川の歯医者

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インプラントを長持ちさせるために大切な2つのケア

インプラント治療は、失った歯を補い、自然な見た目としっかり噛める機能を取り戻すための優れた方法です。ただし、インプラントは「入れたら終わり」ではありません。治療後のケアがとても重要であり、適切にお手入れをしないと、歯ぐきの炎症やインプラントの脱落につながる可能性もあります。
インプラントを長持ちさせるには、「ホームケア(ご自宅でのケア)」と「プロフェッショナルケア(歯科医院での専門的なケア)」の両方をしっかり行うことが大切です。


【ホームケア】毎日の丁寧なお手入れが基本
インプラントのまわりは、天然の歯と同じように細菌が付着しやすく、歯垢(プラーク)や歯石がたまると、**「インプラント周囲炎」**という病気を引き起こすことがあります。これは歯周病に似た病気で、進行するとインプラントが抜け落ちてしまうこともあるため、予防が非常に大切です。
ご自宅でできるケアには、以下のポイントがあります:

• 歯ブラシでのブラッシング
毎日、朝と夜の2回以上、やわらかめの歯ブラシでインプラントの周囲を丁寧に磨きましょう。歯ぐきとの境目に沿ってやさしく磨くことが重要です。

• 歯間ブラシやデンタルフロスの使用
歯と歯の間やインプラントのまわりには、歯ブラシだけでは届かない汚れがたまります。歯間ブラシやデンタルフロスを使って、すみずみまで清掃しましょう。器具のサイズや使い方については、歯科医院でアドバイスを受けると安心です。

• 洗口剤の活用
抗菌効果のある洗口剤を使用することで、細菌の繁殖を抑えることができます。ただし、製品によってはインプラントに適さないものもあるため、使用前に歯科医師に相談しましょう。

• 生活習慣の見直し
喫煙は、インプラント周囲炎を悪化させる要因のひとつです。できるだけ禁煙を心がけましょう。また、バランスのとれた食事や十分な睡眠も、口の健康にとって大切です。


【プロフェッショナルケア】専門家による定期チェックとクリーニング
どんなに丁寧にホームケアを行っていても、セルフケアだけでは取りきれない汚れや、気づかないトラブルが起きていることがあります。そこで大切になるのが、歯科医院での「プロフェッショナルケア」です。

• 定期的なメンテナンス
治療後は、3〜6ヶ月に1回程度のペースで、歯科医院で定期検診を受けることが推奨されます。インプラントの状態や歯ぐきの健康、噛み合わせなどを確認し、異常があれば早期に対応できます。

• 専門的なクリーニング(PMTC)
歯科衛生士が専用の器具を使って、インプラントの周囲やお口全体を清掃します。自分では取りきれないバイオフィルムや歯石を安全に除去し、病気の予防につなげます。

• ケア方法のアドバイス
お口の状態に合わせて、歯磨きの仕方やおすすめのケア用品をアドバイスしてもらえます。人それぞれインプラントの位置や形が異なるため、自分に合った方法を知ることが大切です。


【まとめ】
インプラントを健康に、そして長く使い続けるためには、「毎日のホームケア」と「定期的なプロフェッショナルケア」の両方が欠かせません。どちらか一方だけでは不十分で、両方をバランスよく行うことで、インプラントを守ることができます。
せっかく入れたインプラント。大切な自分の歯と同じように、丁寧にケアをして、一生快適に過ごせるよう心がけましょう。