痛みを抑えた治療への取組
Initiative香里園レジデンス歯科では、可能な限り痛みを抑えた治療を心がけております。
痛みを抑えた麻酔をご用意致しておりますので、大人の方でも痛みに不安を感じている方は、事前にお申し付けくださいませ。
痛みを抑えた麻酔のポイント
point
表面麻酔の形状

注射針の細さ

麻酔液の温度

注射をうつ速度

麻酔後の時間
麻酔が効きにくい理由
局所麻酔薬はアミン型と呼ばれる弱塩基(弱アルカリ性)です。
炎症のない歯茎はPH7.4と弱アルカリ性なので、細胞膜を通過して麻酔が効きます。
一方、炎症を起こした歯茎はPH6.8と酸性になり、そこへアルカリ性の麻酔薬がくると中和されてしまうため、麻酔の効果が約10%まで低下してしまいます。
つまり、効き目が1/3になると考えられます。
よって、最も大きな影響を及ぼす要因は、歯茎の炎症の有無です。
また、炎症を起こした部位では、組織に水分(組織液)がたまり、局所麻酔薬が希釈され、更に効きにくくなる要因となります。
これらのことから、腫れているときに来院されても、すぐに処置をせずに、一旦数日間、薬を飲んでいただいて、歯茎の炎症が治まってから別の日に処置をするわけなのです。

一番の痛みを抑える方法は定期検診
治療の痛みを抑える上で一番大切なのは、3ヶ月ごとの定期検診によるむし歯の早期発見早期治療です。
むし歯は、歯の表面のエナメル質が変色することから始まります。
それに気付いた時点ですぐに治療をして おくと、エナメル質には神経が通っていませんから、削ったとしても痛みはありません。
また、削る必要がないこともあり、時間も費用も最小限ですみます。
それに、痛みというのは心理面に大きく影響されます。
治療の前に、どのような治療をするのか、痛みはどの時点でどう感じそうなのかの説明を受けておくと、いきなり削られるよりも随分と心の負担が軽くなり、痛みも軽減するものです。
水がしみるようになれば、歯の神経がむし歯で浸食されていますから、治療に際して痛みが出てきやすくなります。
そうならないためにも、3ヶ月ごとの定期検診で新しい虫歯ができていないか、歯周病が進んでいないか、歯並びや噛み合わせの状態を詳細にチェックし、早期発見早期治療が大切なのです。