子どもの歯の生え変わりの時期と気をつけたいこと|香里園レジデンス歯科・矯正歯科|枚方・寝屋川の歯医者

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子どもの歯の生え変わりの時期と気をつけたいこと

こんにちは、香里園レジデンス歯科・矯正歯科です。
お子さんの歯がグラグラし始めると、「もう永久歯に生え変わるのね」と成長を感じる一方で、「順番は大丈夫?」「抜けるのが早すぎる?」など、不安に思う保護者の方も多いのではないでしょうか。
今回は、子どもの歯の生え変わりの時期や注意してほしいことについてご紹介します。


◆ 生え変わりの時期と順番

乳歯は全部で20本。だいたい6歳ごろから抜け始め、12歳くらいまでに永久歯(大人の歯)に生え変わります。
最初に生え変わるのは、下の前歯(下の前から2本)と奥に生える「6歳臼歯」と呼ばれる大きな歯です。


一般的な順番は次の通りです。

下の前歯(中切歯):6歳前後

6歳臼歯(第一大臼歯):6歳前後に生えてくる

上の前歯(中切歯):6〜7歳

下の横の前歯(側切歯):7〜8歳

上の横の前歯(側切歯):8〜9歳

奥歯(第一乳臼歯・第二乳臼歯):9〜11歳

犬歯(糸切り歯):10〜12歳

12歳臼歯(第二大臼歯):12歳前後に生えてくる


個人差はありますが、だいたいこの流れで永久歯へと置き換わります。

乳歯は全部で20本、永久歯は全部で32本(親知らずを含む)です。最近のお子さんは顎が小さい傾向にあるので、親知らずや側切歯などの永久歯が先天的にない場合もあります。


◆ 生え変わりで気をつけたいこと

グラグラしても無理に抜かない
 歯が自然に抜ける前に無理に引っ張ると、歯ぐきに傷ができたり、永久歯の向きに影響することもあります。
 自然に抜けるのを待つか、気になる場合は歯科で相談しましょう。

歯並びや生え方をチェック
 永久歯が乳歯の後ろから生えてきたり、歯が重なっているように見えることがあります。
 とくに下の前歯でよく見られる現象で、成長とともに自然に整う場合も多いですが、スペース不足があると歯並びに影響することも。早めのチェックが大切です。

6歳臼歯の虫歯に注意!
 6歳臼歯は、乳歯の奥から静かに生えてくるため気づかれにくく、歯ブラシが届きにくい場所です。
 この時期の虫歯は非常に多く、永久歯の中でも最も大切な歯のひとつなので、仕上げ磨きやフッ素塗布を続けて守りましょう。


◆ 保護者の方にできるサポート

生え変わりの時期は、歯ぐきが腫れたり、かみ合わせが一時的に不安定になることもあります。
「痛い」「かみにくい」とお子さんが言うときは、無理をせず噛み切りやすい食事にするなどの工夫を。
また、歯が抜けた後の歯ぐきや、新しく生えてきた永久歯を清潔に保つために、仕上げ磨きはまだしばらく続けてあげてください。


◆ 定期的な歯科チェックを

生え変わりの時期は、虫歯だけでなく歯並びやかみ合わせも変化する大切な時期です。
定期検診では、永久歯の生え方や歯ぐきの状態、6歳臼歯のチェックなどを行います。
生え変わりが始まる頃に永久歯の欠損がないかレントゲンを撮って確認することも可能です。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

お子さんの歯の成長は、心も体も大きくなる証。
生え変わりの時期を安心して見守るためにも、ぜひ定期的なチェックを習慣にしていきましょう。