8020運動|香里園レジデンス歯科・矯正歯科|枚方・寝屋川の歯医者

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8020運動

「8020運動」でいつまでも元気に噛める人生を



皆さんは「8020(ハチ・マル・ニイ・マル)運動」をご存じでしょうか?
これは「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動で、平成元年(1989年)から厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進してきた取り組みです。

なぜ20本なのでしょうか?
人の歯は全部で28本(親知らずを除く)ありますが、そのうち20本以上あれば、ほとんどの食べ物をしっかり噛んで食べることができると言われています。しっかり噛めることで、食事が美味しくなるだけでなく、栄養をきちんと摂ることができ、健康を維持することにもつながります。

また、噛むことは脳の活性化にも関係しており、認知症の予防や、生活の質(QOL)を高く保つことにもつながると注目されています。つまり、歯を守ることは、体の健康や心の健康を守ることでもあるのです。

では、8020を達成するにはどうすればいいのでしょうか?

まず大切なのは、毎日の歯みがきと正しいセルフケアです。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなども併用し、歯と歯の間や歯ぐきの隙間まできれいにすることが大切です。

次に、定期的な歯科検診を受けること。自分では気づきにくい虫歯や歯周病も、歯医者さんに診てもらえば早期発見・早期治療が可能です。歯周病は歯を失う原因の第1位とも言われており、年齢に関係なく注意が必要です。

寝屋川市では、この8020運動を広め、歯の大切さを知っていただくために、毎年6月の第一土曜日に「歯の健康展」を開催しています。ここでは歯に関するさまざまな展示や体験コーナーがあり、お子さんからご高齢の方まで楽しみながら学べる内容が盛りだくさんです。

そして、この健康展の中では「8020達成者」の表彰も行われています。これは、80歳以上で20本以上の自分の歯を保っている方を対象に、寝屋川市歯科医師会がその努力と成果をたたえて表彰するものです。表彰された方々は、長年にわたり歯を大切に守ってこられた素晴らしいお手本です。
この表彰は、ご本人だけでなく、地域の方々にも大きな励みとなっています。「私も目指してみよう!」と思われた方も多いのではないでしょうか。

私たちは、皆さんがいつまでも自分の歯でしっかり噛み、健康で楽しい毎日を送れるよう、全力でサポートしていきます。ぜひ8020を目指して、今日からできることに少しずつ取り組んでいきましょう!